コーディネーションとは運動能力向上のための理論です。
状況に合わせて「体の動き」や「力の加減」を調整する能力
頭でイメージし、それを体で表現すること。
コーディネーション=運動神経 運動神経が良い=イメージした動きの再現性が高い
【コーディネーション7つの能力】
リズム能力:リズム感を養い、タイミングを掴む能力
バランス能力:バランスを正しく保ち、崩れた姿勢を立て直す能力
変換能力:状況の変化に合わせて、素早く動きを切り替える能力
反応能力:合図に素早く反応し、適切に対応する能力
連結能力:全身をスムーズに動かす能力
定位能力:動いているものと自分の位置関係を把握する能力
識別能力:道具や自分の手足を操作する能力
この7つの能力に合わせた練習メニューを組むことが重要
※青線は、パルクールで養える能力
【運動能力が高いとは】
運動の習得が早いことで、コーチに言われたことの理解が早かったり、すぐに出来ること。
運動は、これまで培ってきた運動の経験から頭の中で運動をプログラムし、このプログラムを基に体を操ります。
【スキャモンの発育発達曲線】
20歳の時に100%とした時に、子供が何歳の時に何が発達するかを図にしたもの。
神経系は4,5歳で80%近く、12歳でほぼ100%に達します
➀10歳〜12歳の時期:ゴールデンエイジ
➁即座の習得:運動の習得が早い時期で、短時間で見様見真似で出来る状態の事を言います。
➂即座の習得が起きる子の共通点は、10歳までに様々な運動を行ったか否か。
【ボディイメージ】
視覚に入っていない状態で身体を上手く操る能力。
チェック方法:目を閉じて前ならえ
・肩の高さまで上げる
・左右同じ高さであるか
・何回やっても同じ高さであるか
運動はしていないけど、体のサイズが成長により大きくなることによって、ボディイメージのズレがどんどん生じていく。
【子供の時にしておくべき4つの動き】
①くぐる:バーをサイドモンキーなどでくぐる
②渡る:レールバランス
③ぶら下がる:バー
④よじ登る:ウォールラン
運動をイメージして実際に動かす感覚を身に着けるのに有効
【根幹をしっかり育てる】
からだ作り→動きづくり→筋力・持久力・俊敏性・→スポーツ・パルクール