相手に情報や意見を伝えるために文章を書く行為です。
「文章を作る」「文章を読む」この行為は少なからず自分と相手の”時間”というものを消費します。
ライティングの性質を理解することで、相手の気持ちになり読み取りやすい文章を作れるようになるので、ライティングの技術を身につけましょう!
ライティングのルール
ライティングには明確なルールというものが存在しています。これをきっちり抑えておくだけで、文章作成レベルが見違えるので、ここで把握しこれからの文章作成に意識し、取り入れるようにしてみて下さい。
結論から
読み手側の気持ちになってほしいのですが、最初にダラダラ前振りをされてから、文章の論点が分かりづらいとなった場合、文章を読むのがしんどくなりますよね。読み手は答えを早く知りたいのです。
「結論」を最初に持っていき次に「問題提起・理由」などでライティングするようにしましょう。
同じ語尾の連続使用はNG
ひとつの文章の中に同じ語尾が繰り返し出てくると、テンポが悪い印象を与えてしまいます。
また同じ単語も連続して使用するのもしつこく感じますので辞めましょう。
悪い文章の例
パルクールは運動神経を伸ばすのに最適”です”。なので、パルクールをするなら運動神経をを伸ばすことも考えるべき”です”。
良い文章の例
パルクールは運動神経を伸ばすのに最適です。なので、パルクールをするなら運動神経を伸ばすことを考えるべき”でしょう”。
カタカナは全角、英数字は半角
これは当たり前の事として覚えておきましょう。
これが出来ていないと、読みやすさが格段に落ちてしまいます。
悪い例
パルクールでジャンプ力が30cmも伸びた!
良い例
パルクールでジャンプ力が30cmも伸びた!
動詞の名詞化を避ける
動詞を無理に名詞に変えて使わずに、意味が伝わりやすい動詞の言葉をそのまま使いましょう。
例・休息する→休む
・分離する→分ける
簡潔な文章を心掛ける
長い文章は読みにくく、結局何を伝えたいのかがぼやけてしまいます。
ライティングに慣れていないうちは、伝えたい事柄を最小限の文章で確実に届けることを意識して下さい。
話し言葉は使用しない
言葉には普段人と話す時に使用する「話し言葉」と文章を書く時に使われる「書き言葉」というものがあります。
文章においては話し言葉は信憑性に欠けるものとなり、流れが崩れるため使用を避けましょう。
話し言葉は日常の会話で使用する言葉なので、親しみやすく無意識に使ってしまいますが、文章を書くと稚拙に思われる可能性があるので、ライティングの際は気をつけるようにしましょう。
例・「でも」→「しかし」「けれども」
・「〜じゃない」→「〜ではない」
・「ちゃんと」→「きちんと」
文章内で3つ以上の箇条書きはしない
「腕立て、腹筋、背筋」このような状態だと縦に並べたほうが美しいです。
・腕立て
・腹筋
・背筋
トンマナの統一
トーン&マナーの略語であるトンマナは、一貫性を保つための表現スタイルの方法です。
読み手にストレスを与えずに最後まで目を通してもらうために必要なものです。
トンマナ基本項目4つ
表記の統一
同じ文章内に「ぼく」や「僕」「あなた」や貴方」があると、その「ぼく」と「僕」は同じ人物なのかと、読み手を困惑させる文章となってしまいます。
語尾の統一
「〜である」「〜だ」の語尾と「〜です」「〜ます」の文章が混同していると文全体の雰囲気がブレてしまいます。
テイストの統一
「いつもお世話になっております」という硬い文章と「いつもありがとう!」というやわらかい文章が混じり合っていると違和感があります。
改行・段落の統一
改行や段落にバラつきがあると読みにくさを感じ、バランスも良くありません。適正な文章の量で改行していきましょう。
主語と述語を統一させる
主語と述語は一文ワンセットになっているか。
主語と述語を常に意識し、意味が分かりやすい文章になっているかチェックすることが大切です。
悪い例
友達が「明日パルクールの練習しない?」と言ったので、「是非行こう」と私は言った。
良い例
友達に「明日パルクールの練習しない?」と言われたので、「是非行こう」と私は言った。
このように誰が何を言っているのかを、誰が何をしたのかが分かりやすい文章を心掛けましょう。
文にメリハリをつける
文にメリハリがついていると、文章をリズムよく読みとることができ、結論が効果的に強調されます。
二重表現に注意する
二重表現とは、同じ意味の言葉を重ねて使用する言い方です。
例・「まず最初にこちらを」→「まずこちらを」
・「受注を受ける」→「受注する」
再確認を行う
文章を書き上げたら、再度チェックは必ず行いましょう。
誤字脱字はもちろん、ライティングのルールは意識出来ているか、文章は読みやすいかなどを確認して下さい。