運動神経を
良くしておかないと、
将来本当に困る理由。
「運動神経が悪くても、勉強ができれば困らない」。そう思っている保護者の方に、現場から伝えたいことがあります。将来困るのは、足が遅いことでも、球技が苦手なことでもありません。
困るのは「危険を察知して、自分で判断する力」が育たないこと。この力は、親の目が届かなくなる時期に、子どもの身を守る唯一の力になります。大阪・八尾のAREA BeMo(BeMo Plus)が書きます。
困るのは、
「判断できない」こと。
先に結論です。運動神経が低いまま大きくなって本当に困るのは、「これは自分にできるか」「今やっていいか」を、体の感覚で判断できないことです。運動神経とは筋力や速さではなく、脳が体を把握し、動かし、危険を察知する力のこと。この力が育っていないと、親の目が届かなくなった瞬間に、事故が起きやすくなります。
自転車、遊具、階段、水辺、部活、そして将来の車の運転。人生の危険な場面のほとんどは、大人が横にいない場所で起きます。そのとき子どもを守るのは、「危ないからやめなさい」という親の声ではなく、本人の体に染みついた判断力です。
この記事では、なぜ運動神経と「判断する力」がつながっているのか、この力がいつ育つのか、育てるために必要な運動の条件、そして今日からできるシンプルな一歩を書きます。
親の目が届かなくなった
瞬間に、問題は起きる。
小学校低学年までは、子どもの行動範囲は親の目の中にあります。公園でも、遊具でも、危ないと思えば止められる。でも、小学校高学年になると、子どもは一人で自転車に乗り、友達だけで遊びに行き、親の知らない場所で体を動かします。
この時期に事故が増えるのは、行動範囲が広がるからだけではありません。「止めてくれる大人がいない状態で、自分の体で判断する」経験を、それまでに積んでいないからです。止められて育った子は、止める人がいなくなった瞬間に、判断の基準を失います。
中学の部活、高校の自転車通学、大学でのスポーツやアルバイト、そして車の運転。親の目が届かない時間は、これから増える一方です。
運動神経が低いと、
「危険を察知」できない。
運動神経(コーディネーション能力)には、「定位(自分と物との距離を把握する)」「反応(とっさに体を立て直す)」「識別(力加減を調整する)」といった要素があります。これらは、スポーツの上手さだけでなく、日常の危険を察知する感覚そのものです。
| 運動神経の要素 | 日常で危険を察知する場面 |
|---|---|
| 定位(距離・位置の把握) | この段差は跳び降りられる高さか。車との距離は十分か |
| 反応(とっさの立て直し) | つまずいたときに手をつく。自転車でバランスを戻す |
| 識別(力加減) | どれくらいの勢いで跳ぶと安全か。ブレーキの強さ |
| バランス | 不安定な場所で体勢を保つ。濡れた床、坂道 |
| 変換(切り替え) | 予想外のことが起きたとき、動きを変える |
この感覚が育っていない子は、「危ない」と気づく前に体が先に動いてしまうか、逆に、気づいても体が反応できません。どちらも事故につながります。

「できる」と
「やっていい」は別。
もう一つ大切なのが、「自分にできるか」と「今やっていいか」を分けて判断する力です。運動神経が育つ過程で、子どもは何百回も「これはできそう」「これはまだ無理」と自分の力量を測ります。そして「できそうだけど、今は疲れているからやめておく」「できるけど、ここは硬い床だからやらない」という判断を覚えます。
この判断を経験していない子は、2つの失敗をします。できないことを「できる」と思ってやる。そして、できることを「やっていい場面」以外でやる。友達に誘われて、動画を見て、その場のノリで。事故のほとんどはこの2つです。
「危ないからやめなさい」で育った子は、親がいない場所で判断の基準を持ちません。「自分でできるか、やっていいか」を毎回自分で決める経験こそが、その子を守ります。
── AREA BeMo 講師陣運動が得意かどうかの
話ではない。
誤解しないでほしいのは、これは「運動が得意な子になれ」という話ではないことです。足が速い必要も、球技がうまい必要もありません。必要なのは、自分の体を把握し、危険を察知し、判断できる感覚だけです。
この感覚は、運動が苦手な子にも育ちます。というより、運動が苦手な子ほど「自分にできる範囲」を知る経験が大切です。得意な子が勢いで乗り越える場面を、苦手な子は判断で乗り越える。その判断力は、一生使えます。
この力は、
大人になってからでは育ちにくい。
運動神経を担う神経系は、幼児期から小学生のうちに急速に発達します。3〜8歳ごろのプレゴールデンエイジに多様な動きを経験し、9〜12歳ごろのゴールデンエイジに技術を吸収する。この時期に「体で判断する」経験を積んだ子は、その感覚を一生持ち続けます。
大人になってから運動を始めても体は動くようになりますが、「考える前に体が反応する」感覚は、子どものうちに経験した量で決まる部分が大きい。だから、この話は「今」の話です。
必要なのは
「全身運動 × 自分で判断する運動」。
では、どんな運動ならこの力が育つのか。条件は2つです。
- 全身運動であること。走る・跳ぶ・登る・転がる・バランスをとる・支える。多様な動きで、定位・反応・識別・バランス・変換を全部使う。
- 自分で判断する場面があること。決められた型の反復ではなく、「この高さから跳べるか」「どのルートで越えるか」を自分で決める運動。
型を反復するだけの運動は、体は鍛えられても「判断」は育ちません。逆に、判断だけあって全身を使わない運動も足りません。両方を同時に満たす運動は、実はそれほど多くありません。

その条件を満たすのが、
パルクール。
パルクールは、走る・跳ぶ・登る・着地する・転がる・バランスをとる動きを組み合わせて環境を移動する運動です。全身運動であること、そして「目の前の障害物をどう越えるか」を毎回自分で判断すること。2つの条件を、1つの運動で満たします。
そして、パルクールの文化そのものが「危険を管理する」ことを中心に置いています。自分の力量を見極めて挑戦するかどうかを決める、着地や受け身で体を守る、怖いときは段階を戻す。教室で毎週やっているのは、まさに「できるか・やっていいか」の判断練習です。

本気でやらなくても、
この力は育つ。
「パルクールを本気でやらせたいわけではない」という方がほとんどだと思います。それで十分です。週1回、1時間、遊びの感覚で。それだけで、「体で判断する」経験は毎週積み重なります。バク転ができる必要も、大会に出る必要もありません。
AREA BeMoには、テストのないアスレチッククラス(4〜12歳)もあります。技術の習得より、のびのび体を動かして判断の経験を積みたい子には、こちらが合います。通常クラスでも、順位や競争はありません。
体験レッスン 3,000円(当日現金)
大阪・八尾のAREA BeMo。3歳6ヶ月から。公式LINEで年齢と希望日を送るだけ。保護者の見学OK。
今できる、
シンプルな一歩。
- 01「危ないからやめなさい」を、少し減らす
明らかに危険な場面以外は、「どう思う?」と聞いてみる。子どもが自分で判断する機会を作る。
- 02公園の遊具を「全部」使わせる
登る・ぶら下がる・くぐる・跳び降りる。多様な動きと、「これはできる」の判断経験。
- 03全身運動×判断の習い事を、体験してみる
週1回で十分。本気でなくていい。「体で判断する」経験を積める場所を、一度見てみる。
将来困らないために今できることは、驚くほどシンプルです。特別な才能も、高い月謝も、毎日の練習もいりません。「自分の体で判断する経験」を、子どものうちに積ませること。それだけです。

運動神経と将来について、
よくある質問。
運動が苦手な子は、将来必ず困りますか?
何歳までに始めればいいですか?
サッカーや水泳では育ちませんか?
パルクールは危険ではないですか?
本気でやらないと意味がないですか?
家でできることはありますか?
体験レッスンはありますか?
何歳から通えますか?
お支払いは当日、現金にて。動きやすい服装・室内シューズ・飲み物をご持参ください。保護者の見学OK。
執筆: NPO法人BeMo Plusスポーツクラブ 講師陣(全員パルクール・アクロバットの実践経験者) / 講師紹介 / 大阪府八尾市宮町6丁目2-27 / 近鉄久宝寺口駅 徒歩10分 / AREA BeMo トップページ
体験レッスン 3,000円LINEで申し込む


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