BeMo Plusのパルクール教室は、子どもたちの運動神経・身体・心を育てるために、パルクールを“教育”として取り入れています。
単なる遊びや競技ではなく、子どもの成長期にこそ必要な“本物の運動”としてパルクールを教えている理由があります。
なぜ、パルクールなのか?
パルクールは、「跳ぶ」「登る」「渡る」「くぐる」といった、人間が本来持つ36の基本動作の中でも特に重要な4つを中心に構成されているスポーツです。
これらの動きは、子どもの運動神経を伸ばすだけでなく、身体の発達・空間認知能力・自己判断力を同時に鍛えてくれます。
特に、運動神経の発達に重要なゴールデンエイジ(5歳~12歳)のタイミングで、全身を使ったパルクールのような運動をすることは、子どもの将来に大きな影響を与えると考えています。
子どもたちから運動の機会が失われつつある今
今の子どもたちは、スマホ・ゲーム・AIコンテンツの普及により、以前よりも明らかに体を動かす機会が減っています。
本人も周りも「普通」と思っている中で、実際には――
- 体育の時間に転んでばかりで自信をなくす
- 姿勢が悪くなり、腰痛や集中力の低下を起こす
- 自己肯定感、リスク管理能力が育たない
一番大きな弊害は、大人になり親の管理状況が外れ、そこで何か運動に興味を持ったときに、リスク管理の甘さや身体能力の低さから重大な事故に繋がってしまうという恐れがあります。
こういった“見えにくい問題”が、運動経験の少なさから起こっているのが現実です。
私たちは、これを「仕方がない」で済ませたくありません。
「危険なスポーツ」ではなく「安全な教育」です
パルクールには「危険」「怖い」というイメージがつきものです。
実際、ネットやSNSで見かけるのは、ストリートで高所からジャンプするような“カルチャー的”なパルクールが多いです。
ですが、私たちが提供しているのは教育としてのパルクールです。
- 体育館や安全な専用施設
- 厚手マットや衝撃吸収床を使用
- 動きを細かく“分解”しながら段階的に教える
- 危険な動きはさせず、安全に最大限配慮した内容で実施
「できた!」という小さな成功体験を積み重ねていくことで、子どもたちに自信と挑戦する力を育てていくのが目的です。
私たちが目指すのは「選手育成」ではなく「人間育成」
子どもの中には、「将来、パルクールの選手になりたい!」と言ってくれる子もいます。
もちろん、そういった子どもには全力でサポートを行います。
ですが、私たちの方から“選手になれ”と教育することはありません。
なぜなら、今のパルクール大会はまだ未整備な部分が多く、小学生にとっては身体への負担が大きすぎることも多いからです。
たとえば、大会の会場がコンクリートで行われることがあるなど、骨や関節の発達段階にある子どもには適さないケースもあります。
私たちは、今後パルクールの大会がより安全で発展的なものになっていくことを願いつつ、焦らず、子どもの身体に寄り添った教育を選び続けています。
BeMo Plusのパルクールは“質”が違います
「教育だからといって、ゆるい指導では?」と思われるかもしれませんが、それは違います。
BeMo Plusでは、20人以上の講師が在籍しており、全員が現役の実践者であり、真剣に指導に取り組んでいます。
- 毎月の指導ミーティングで教え方を改善
- クラスごとの進度を共有し、質を標準化
- 科学的根拠に基づいたトレーニング内容を採用
私たちは、「コンクリートでの技がゴール」ではない新しい形の運動教育としてのパルクールを作っています。
結論:パルクールは“動き”を学び、“生きる力”を育てる教育です
パルクールというと「技」「ジャンプ」「かっこいい」というイメージが先行します。
もちろんそれも魅力のひとつです。ですが、本当に大切なのは、子どもが“自分の体を自由にコントロールできるようになること”です。
- 運動神経が伸び、自分に自信がつく
- 転んでもケガをしにくくなる
- 他のスポーツにも応用できる
- “やればできる”という経験が、将来の挑戦に繋がる
これが、BeMo Plusが「教育としてのパルクール」を伝え続けている理由です。
軍人の移動トレーニングから始まったパルクールが、ストリートとして、競技として、そして運動教育の一環として今は歩を進めています。
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