幼児のパルクールで運動神経が伸びる理由|3歳半からの教室

講師と一緒に四つ足歩き(クアドラペダル)のウォーミングアップをする子どもたち 子どもの習い事・運動神経
FOR PARENTS ── 幼児・小学生のパルクール

幼児・小学生の
パルクール教室で、
運動神経が伸びる理由。

3歳半から始められる、と聞くと「そんなに小さくて何をするの?」と思うかもしれません。幼児のパルクールは技の練習ではなく、走る・跳ぶ・転がるの「運動あそび」です。
なぜこの時期の運動あそびが運動神経の土台になるのか、幼児と小学生で何が違うのか、家庭でできることまで。大阪・八尾でちびっこクラスを開くAREA BeMo(BeMo Plus)が解説します。

読了目安 13分 3歳〜小学校低学年の保護者向け 36の基本動作リストつき FAQ 9問
INTRO ── 結論から

幼児期は、
「動きの種類」を増やす時期。

先に結論です。幼児期(3〜6歳ごろ)に運動神経の土台を作るために大切なのは、上手にやることでも、たくさんやることでもなく、「いろいろな種類の動き」を経験することです。走る・跳ぶ・登る・転がる・ぶら下がる・くぐる・投げる・バランスをとる。この「種類の幅」が、その後の運動能力の伸びしろを決めます。

文部科学省の幼児期運動指針でも、幼児期は特定のスポーツではなく、多様な動きを遊びの中で経験することが大切とされています。パルクールの幼児クラスが「技」ではなく「運動あそび」なのは、この考え方に基づいています。

この記事では、幼児期の発達と運動神経の関係、身につけたい36の基本動作、パルクールがそれをどう経験させるのか、幼児クラスと小学生クラスの違い、家庭でできること、教室選びのポイント、そしてAREA BeMoのちびっこクラスの案内を順番に書きます。

01 ── DEVELOPMENT

幼児期の発達と、
運動神経

運動神経とは、筋力や体力ではなく「脳が体を思いどおりに動かす力」です。この力を担う神経系は、幼児期から小学生のうちに急速に発達します。一般に、3〜8歳ごろをプレゴールデンエイジ、9〜12歳ごろをゴールデンエイジと呼びます。

時期年齢の目安特徴この時期に大切なこと
プレゴールデンエイジ3〜8歳神経系が急速に発達。動きの「型」を覚える土台の時期多様な動きを、遊びの中でたくさん経験する
ゴールデンエイジ9〜12歳見た動きをすぐ再現できる。技術を吸収しやすい基本技を段階的に。目標を持って練習する
ポストゴールデンエイジ13歳〜筋力・体力が伸びる。経験した動きを磨く時期土台があるほど伸びる。今からでも伸びる

大切なのは、プレゴールデンエイジは「上手にやる時期」ではなく「種類を増やす時期」だということです。この時期に経験した動きの種類が多いほど、ゴールデンエイジで技術を吸収する土台が広くなります。

講師と一緒に四つ足歩き(クアドラペダル)のウォーミングアップをする子どもたち
四つ足歩きなどの基本動作を遊びの中で
02 ── 36 MOVEMENTS

身につけたい、
36の基本動作

幼児期に経験しておきたい動きは、運動発達の研究で「36の基本動作」として整理されています。「体のバランスをとる」「体を移動する」「用具を操作する」の3つに分かれます。パルクールの幼児クラスは、このうち前の2つを特に多く経験できます。

分類動作パルクールで経験する場面
バランスをとる(9)立つ・起きる・回る・組む・渡る・ぶら下がる・逆立ち・乗る・浮くバーを渡る、ぶら下がる、壁倒立、台に乗る、マットで回る
移動する(9)歩く・走る・跳ねる・跳ぶ・登る・這う・くぐる・泳ぐ・滑るコースを走る、台へ跳ぶ、壁を登る、クマ歩き、障害物をくぐる
操作する(18)持つ・支える・運ぶ・押す・引く・投げる・捕る・蹴る・打つ など体を支える、マットを運ぶ、ボールあそび(レクリエーション)

1つのスポーツで36すべてを経験するのは難しいですが、パルクールの「走る・跳ぶ・登る・転がる・ぶら下がる・くぐる・渡る」は、バランスと移動の大半をカバーします。幼児期の習い事として相性がいい理由は、ここにあります。

03 ── IN CLASS

幼児クラスで、
実際にやること

AREA BeMoのちびっこクラス(3歳6ヶ月〜7歳・50分)の流れです。「技を教える」時間はほとんどなく、ゲームとレクリエーションの中で動きを経験させます。

  1. 01
    あいさつ・ウォームアップ(10分)

    まねっこ遊び、動物歩き(クマ・カエル・アザラシ)。体を温めながら、講師の話を聞く・順番を待つ練習。

  2. 02
    アスレチックゲーム(25分)

    マット・箱・バーで作ったコースを、走る・跳ぶ・登る・くぐる・転がるでクリアする。毎回コースを変えて、動きの種類を増やす。

  3. 03
    ちょっとだけ「技」(10分)

    前転、着地で「ピタッ」と止まる、低い台からのジャンプ。パルクールの基本の動きを、あそびの延長で少しずつ。

  4. 04
    ふり返り・あいさつ(5分)

    今日できたことを一緒に確認。「できた」を言葉にして終わる。

AREA BeMoのちびっこクラスで講師のまねをする子どもたち
ちびっこクラス。講師のまねをする、順番を待つ、も大切な練習
AREA BeMoで幼児が跳び箱を手で押して跳び越える練習
AREA BeMo(八尾)。幼児が跳び箱を手で押して跳び越える
04 ── WHY

運動神経が伸びる、
5つの理由

  • 動きの種類が多い。1回のレッスンで、走る・跳ぶ・登る・転がる・ぶら下がる・くぐる・渡るを全部経験する。36の基本動作の大半をカバーする。
  • 「考えて動く」から脳が働く。目の前のコースをどう進むか、自分で判断する。脳と体の連携そのものが鍛えられる。
  • 夢中になれる。子どもにとってはゲーム。「やらされる運動」ではないから、集中して何度も繰り返す。
  • 転ぶ・着地するを最初に覚える。安全に転ぶ技術は、幼児期の日常のケガを減らし、思い切り動ける土台になる。
  • 比べられない。順位がなく、その子のペース。運動が苦手でも「できた」を積み重ねられるから続く。
AREA BeMoで壁倒立をする幼児
壁倒立。支える力が遊びの中で育つ
05 ── DIFFERENCE

幼児クラスと
小学生クラスの違い

ちびっこクラス(3歳6ヶ月〜7歳)通常クラス(小学生〜中学生)
目的動きの種類を増やす。体を動かす楽しさ基本技を段階的に習得。目標に向かう経験
やることアスレチックゲーム、レクリエーション、少しの技着地・ロール・ヴォルトなどの技、コース実践
時間50分(集中が続く長さ)60分
評価なし。「できた」を一緒に喜ぶ年4回のレベルアップテスト(D-〜S)
月謝月4回 7,000円月4回 7,700円/月8回 12,000円/受け放題 20,000円
曜日火・水 15:30–16:20月・火・水・土・日(レベル別)

ちびっこクラスで身につけた動きの種類は、通常クラスのビギナー以降でそのまま活きます。同じ施設・同じ講師陣で、長く続けられます。

まずは体験から。
体験レッスン 3,000円(当日現金)

ちびっこクラスは火・水 15:30–16:20。公式LINEで年齢と希望日を送るだけ。保護者の見学OK。慣れるまで近くで見守れます。

06 ── LISTEN AND WAIT

「話を聞く・順番を待つ」
も、練習

幼児クラスで運動と同じくらい大切にしているのが、「講師の話を聞く」「順番を待つ」「友だちの挑戦を見守る」です。最初は走り回ってしまう子も、数回で自然と並べるようになります。

これは、しつけとしてではなく、安全のために必要な力だからです。順番を守らないと、コースでぶつかります。話を聞かないと、着地の仕方が分かりません。「体を動かす楽しさ」と「ルールを守る安全」は、セットで身につけます。

保護者の方から「園でも順番を待てるようになった」「人の話を聞くようになった」と言われることが多いのは、このためです。

体育館で講師の話を聞く子どもたち(低学年)
話を聞く・順番を待つも、レッスンの一部
AREA BeMoで講師の話を聞く子どもたち
話を聞く・順番を待つ。AREA BeMo
07 ── AT HOME

家庭でできる、
運動あそび

週1回の教室と、残りの6日の家庭。運動神経の土台は、家庭での「動きの種類」でも大きく変わります。特別な道具はいりません。

  • 動物歩き。クマ(四つ足)、カエル(しゃがんで跳ぶ)、アザラシ(腕で進む)、カニ(横歩き)。支える・移動する動きの宝庫。
  • 線の上を歩く。床のテープや歩道の線を、落ちないように歩く。バランス。後ろ向き、つま先立ちで難度アップ。
  • 「ピタッ」と止まる。ソファや低い台から跳んで、音を立てずに止まる。着地の感覚。
  • まねっこ。大人のポーズや動きをすぐまねする。反応と連結。
  • 公園の遊具を全部使う。登る、ぶら下がる、くぐる、滑る、跳び降りる。同じ遊具ばかりでなく、順番に回る。
  • いろいろな投げ方・転がし方。大きいボール、小さいボール、下から、横から。力加減が育つ。
注意:高い場所からのジャンプや回転技は、家では絶対にやらせないでください。家では「動きの種類を増やす」だけで十分です。
体育館でウォーミングアップのジャンプをする子どもたち
ジャンプは家でもできる運動あそび
08 ── CHOOSE

幼児の教室選び、
5つのポイント

  • 幼児専用のクラスがあるか。小学生と一緒だと、内容も時間も合わない。50分前後の幼児向けクラスか。
  • 「あそび」で動きの種類を増やしているか。技の反復ばかりの幼児クラスは、この時期の目的とずれる。
  • マットのある安全な環境か。転んでも痛くない環境だから、思い切り動ける。
  • 保護者が見学できるか。慣れるまで近くで見守れると、子どもも保護者も安心。
  • 小学生になっても続けられるか。同じ施設・同じ講師陣で、通常クラスへつながる仕組みがあるか。
09 ── CHIBIKKO CLASS

AREA BeMo
ちびっこクラスの案内。

対象3歳6ヶ月〜7歳
日時火・水 15:30–16:20(50分)
月謝7,000円(月4回・口座振替)。別のクラスへ振替する場合は1回につき別途200円
入会時入会金5,500円+スポーツ保険1,000円+初月分の月謝。入会日までに銀行振込
体験3,000円(当日現金)。公式LINEで年齢と希望日を送るだけ。保護者の見学OK
場所大阪府八尾市宮町6丁目2-27。近鉄久宝寺口駅 徒歩10分。マットを備えた専用施設。講師は全員パルクール・アクロバットの実践経験者
その先小学生になったら通常クラス(ビギナー→初級→中級)へ。土・日のアスレチッククラス(4歳〜・テストなし)も参加できます
AREA BeMoで四つ足歩きをする幼児
AREA BeMoちびっこクラス。四つ足歩きから
FAQ ── よくある質問

幼児のパルクールについて、
よくある質問。

3歳ですが、まだ早いですか?
対象は3歳6ヶ月からです。お子さまの様子によりますので、まずは体験レッスンでご相談ください。
親と離れられるか心配です。
保護者の方は見学できます。慣れるまで近くで見守っていただいて大丈夫です。数回で自然と離れられる子がほとんどです。
運動が苦手・体を動かすのが好きではないようです。
ちびっこクラスはゲームとレクリエーションが中心なので、「運動」と思わずに参加できます。順位もなく、その子のペースで進めます。
じっとしていられない子でも大丈夫ですか?
大丈夫です。50分ずっと体を動かすので、エネルギーの使い道になります。「順番を待つ」「話を聞く」も練習として少しずつ身につけます。
ケガが心配です。
マットを備えた専用施設で、「安全に転ぶ・着地する」を最初に覚えます。高い場所や大技はやりません。会員は全員スポーツ安全保険に加入します。
火曜・水曜以外にも通えますか?
ちびっこクラスは火曜・水曜(どちらも15:30〜16:20)の2枠です。土・日のアスレチッククラス(4歳〜12歳・テストなし)も参加できます。ちびっこクラスの月謝で別のクラスに振替する場合は1回200円です。
持ち物は?
動きやすい服装・室内シューズ・飲み物。体験当日は体験料金3,000円(現金)もお持ちください。
小学生になったらどうなりますか?
通常クラス(ビギナー→初級→中級)へ進めます。同じ施設・同じ講師陣なので、そのまま続けられます。
体験レッスンの申し込み方は?
公式LINEを追加して、お子さまの年齢と希望日(火曜か水曜)を送ってください。体験3,000円は当日現金でお支払いください。
TRIAL LESSON ── AREA BeMo ちびっこクラス
3,000

火・水 15:30–16:20。お支払いは当日、現金にて。動きやすい服装・室内シューズ・飲み物をご持参ください。保護者の見学OK。

執筆: NPO法人BeMo Plusスポーツクラブ 講師陣(全員パルクール・アクロバットの実践経験者) / 講師紹介 / 大阪府八尾市宮町6丁目2-27 / 近鉄久宝寺口駅 徒歩10分 / AREA BeMo トップページ

AREA BeMo ちびっこクラス
体験レッスン 3,000円
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